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映画「硫黄島からの手紙」



実は本日、地元の映画館に周防監督がQ&A舞台挨拶にやって来るということで、もう一度「それボク」を見に行きたかったのに、どうしてもその時間は都合が付かず・・・

その代わりと言っては何なのだけど・・・^^;
ずっと上映日と時間の都合が付けられなくて、映画館での鑑賞はほとんど諦めていた「硫黄島からの手紙」が、明後日の上映終了を前に上映時間が変更になっており、急遽見られることになった。

巷の評判と話題性に何となく乗り遅れた感もあるものの、12月の公開からかなり時間が経ってから、私の中で大注目の人となった"加瀬亮"くんも出演している・・・これも何かの縁と思って、今更ながらの鑑賞となった。

上映終了も目前ながら、まだまだ観客の入りはかなりのもので、この映画に対する関心の高さと大ヒットぶりが伺えた。キャストの影響もあるのか、内容から想像していた観客層も意外に幅広いのも驚き。大学生風の青年や女性たち、若者も少なくなかった。

私は女性には珍しく?昔から戦争映画や戦争や紛争などを素材している作品は好きなジャンルだ。甘いラブストーリーより戦争映画を選んでしまうほど。
これまでにも、戦争映画は日本・欧米映画を問わず、そこそこ見て来た方だと思うのだけど・・・
正直、あまりピンと来なかった・・・。(汗)

これまであまり語られなかったような気がする硫黄島での日本軍の戦いについて描かれていたのは意味があったと思うし、硫黄島での空中・地上両戦闘場面・自決する兵士たちの姿もさすがのスケールでリアル、当時の日本の軍人たちの考え方・心情なども必要以上に誇張することなく描こうとしている様子は伝わって来た。戦争を扱う作品にありがちな、過度なメッセージの押し付けもなかったと思う。

だが、どうも全体的に"大味"な感じがして、胸の奥底まで揺さぶられるところまでは行かずに終わった気がする。2時間半近くの上映時間も長く感じて、何度か時間を確認してしまう変な余裕まであって、没入し切れない自分が居た。

また、タイトルにもなっている"手紙"についてのエピソードで私が一番印象に残ったのが、負傷して捕らえた米兵が持っていた母親からの手紙の内容で、辛うじてそれと関連、清水(加瀬亮)が心情を吐露する場面位しかなかったのは、自分としては肩透かしを食らった気分だ。

興味深かったところと言えば、常に率直な感情を露にする現実的な西郷(二宮和也)と無口で己の感情を内に秘めながら悩む清水の、対照的なようで相通じるキャラクターの対比と行き違う彼らの運命だろうか。

台詞が少な目の清水を演じた加瀬くんの演技は、抑え気味ながら印象深く、日本の軍人のイメージがよく表現されていたと思う。(でも、彼の真価はまだまだ序の口でしょう)

ただ、個人的には、登場人物のキャラクター設定やエピソードの描き方が今ひとつ甘くて中途半端に感じられ、思ったほど其々の人物に没入し切れなかったのが残念で、可もなく不可もなく・・・という域止まりの作品だった。

■「硫黄島からの手紙」
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/

2007年02月14日 雑感 トラックバック:1 コメント:2